台風のため雨が降りしきる中。京都から車で約2時間。兵庫県西脇市に行ってきました。
そこは、多くの播州織物の会社さんがひしめく場所です。今回は、2つの工房さんにお邪魔してきました。
「岡治織物合資会社」さん
織ホコリが舞う中で作業をされており、職人さんの真剣な目が印象に残っています。
工房は、23台の織機が入るほど広く。多くのレピア織機を使い、多彩な布を織っておられました。その織機の迫力に圧倒されてしまうほど。
今年で100周年を迎えるそうです。創業当初からは、商品の数も減り、工房の規模も拡大縮小をしてきたと聞きました。
試行錯誤のうえ、今が成り立っているのですね。今年に入り織機を新しく導入するなど、今後も時代に合わせ織物を作って行かれる彼らに注目です。
次に訪れたのは、「tamaki niime」さん
日本のへその近くに、工房兼ショップを昨年オープン。工房の周りがガラスで囲まれており、ガラス越しに職人さんが作業されている姿が見えます。
やはり作っている姿が見えることで、モノの本質を伝えことが出来るのかもしれません。
ここでも、多くの織機を見る事ができ、初めて見る織機も。産地によって織機の形が違うのが面白いです。商品によって織機を使い分けているそうです。
また、「唯一無二の物を」というコンセプトの元、同じ色や柄の商品がないのだとか。そのため、ショップ には色とりどりのショールなどが並べられていました。
どれも肌触りがよく、心地よいモノばかり。触ったとたんに、とりこにされてしまうほど。2,3時間かけて選ぶ人もいるのだとか。それほど、多くの人を魅了している織物でした。
ぜひ、 皆さんも一度訪れてみてください。
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Credit:紹介
編集・構成:Writer 西野愛菜
撮影・写真:Photographer Akitsu Okd 岡田